千葉県 勝浦市 松の湯





2010/6/3訪問

外房線JR勝浦駅から徒歩・・17、8分ほど。
「勝浦市立図書館」を目指すと迷いにくいです。周囲の店は水曜日が定休の様子。
ここの銭湯も水曜日が休み。



駅から大多喜街道に出て、墨名の交差点で国道128号を渡り、商店街に入ります。
銀行の角を曲がると、唐破風の立派な「松の家旅館」が見えます。



松の家旅館を右手に見てさらに進み、一つ目の信号を左折、左側の一つ目の路地を左折したところです。



京都でよく見かけた町家タイプの造り。2階がありますが、住居になっているのか客用の休憩室なのか。
のれんがかかっていませんが、左が男湯、右が女湯です。

引き戸を開けると、いきなり男女境に低い番台。
そして丸見えの脱衣場。京都によくあるパターンだ。しかものれんがない。
引越ししてきて、関東型銭湯を続けてみてきたせいかちょっと新鮮。
誰もいなかったので、番台前の柱にあるブザーを押して人を呼ぶと、
まもなく女将が来たので料金を払って中へ。タタキで靴を脱いで下足入れにしまいます。

脱衣場は、男女境に鏡、ドライヤー、飲料の冷蔵ケース。
ロッカーは木製で、神奈川県三浦市高野湯にあったような漢数字が書かれている、レトロさを感じさせるもの。
今回はロッカーを使用せず、丸い籠を使うことに。

白湯の浴槽は湯温高め。目だったビジュアル装飾はないですが、白を基調としたタイルを使用している。
天井の中央部分が湯気抜き仕様になっているところも京都の銭湯と同じ。
入り口手前の男女境のところに立ちシャワーがあります。

相客は1人。男女境のカランでのんびり洗っていたら、ぱぱっと洗ってササッと上がっていきました。
特に温泉成分は入ってないのでしょうが、温まり度はかなりのもの。
港町は、漁師や船員が海水で体が冷えるため、熱めの湯になっている・・と聞いていたがここもそのとおり。

上がるときに脱衣場にお客が2人。ドライヤーで髪を乾かして、飲料のケースからフルーツ牛乳を一本。
飲み物の種類がなかなか豊富でした。



勝浦市唯一の貴重な銭湯。町家風の造りや湯温の熱さが印象に残る。
しみじみとした風情を感じさせる銭湯。ぜひまた訪問したい。




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