東京都 大田区 秀の湯








2009/03/21訪問

車で訪問。最寄り駅は、地図で見る限りは・・京急線雑色駅、JR線蒲田駅、東急線矢口渡駅
のどれからも同じくらい距離がありそう。しいて言えば、矢口渡駅を出て、環八沿いに蒲田方面に戻り
一本道を入ってひたすら歩いたほうが迷わないで済みそうな感じ。

今回はl車で訪問。銭湯の左側、自転車置き場の隣に駐車場(一台分)らしきスペースがあった。
番台のご主人に駐車する旨を伝えに行く。「普通車、とめられますよ」とのこと。

入り口のオリジナルのれんには「天然鉱泉」と文字が。
玄関入って正面上に、大きさの違う招き猫が二匹並んで飾られている。



脱衣場への入り口は、自動ドア。

のれんの鉱泉についてご主人に伺うと、「温泉と同じです。ただ、温泉というと色々ややこしいので。
水質はすごく良いですよ。うちはあまり宣伝していないのでね。」とのこと。明るく感じの良い方だ。
銭湯マップでも目次のページに、「浴場設備のマークについて」で
「温泉」のマークについては、東京都より許可を得ている温泉。許可を得ていない黒湯などは含まない。
となっている。申請の手間や時間などが大変なのかもしれない。
でも利用者にしてみれば、許可をもらっていてももらっていなくても、温泉は温泉。
ということで、手軽に温泉を楽しめる銭湯があるのはとてもありがたい。

そして、スタンプを押してもらうと、4月(2009年)から新たにまたお遍路が始まると話してくれた。
「景品もあります。今度は10軒でいいので、近くの銭湯であがれますよ。」と
まだ見本しかもらっていない・・と断った上で、その(10軒であがりの)スタンプ帳を見せてくれた。
四月になったら各銭湯の番台に並ぶはずだとのこと。
そして、大田区だけで実施しているお遍路のスタンプ帳も見せてくれた。最後の部分に各銭湯の住所が書いてあった。

番台は側面に板が付いていて、脱衣場が直接見えないようになっている。
脱衣場には演歌が流れていて、「銭湯に来た!」という雰囲気を高めている。
男女境は鏡、飲料の冷蔵ケース。床は顔が映りそうなくらいピカピカに磨かれていて、どこも清潔。
島ロッカーが一つに、ドライヤーはお釜型ドライヤー(富士美容ドライヤー)一台。
まだ16時30分すぎで明るかったせいか、脱衣場の照明はまだついていない。

洗い場へ。脱衣場も広々としていたが、洗い場もかなりの広さ。
ケロリン桶に、「秀の湯」とプラスチックのプレートが付いた家庭用でよく見られる風呂イス。
関東型特有の二段天井。カランは、男女境、壁側、島カランが二列も。
突き当たりの背景画は大歩危。日付は20.9.25
男女境の壁にはアルプスらしき山を描いたモザイクタイル。

壁の浴槽部分の側面には、透明×淡いブルーのガラスブロックになっていて、日差しが入り込むようになっている
壁側後方の脱衣場寄りに立ちシャワーのスペースがある。シャワーは二基だが、仕切っただけのものではなく
タイル貼りで立ちシャワー用にスペースを造って設置してある。

男女境側(ジェット)・中央(バイブラ)の浴槽は白湯、壁側が黒湯のバイブラになっている。
コーヒー色の黒湯で、思ったよりも色は濃くない感じ。匂いはほとんど無かった。
鉱泉の湯温はややぬるめに感じだけれど、のんびり入っているにはちょうどいい感じ。
それでも、あがるときにじわじわと汗が出てくるのを感じて、さすが温泉・・と思った。

帰るときには番台は奥さんに替わっていました。
手入れの行き届いた気持ちのいい、昭和レトロ銭湯でした。


TOPへ
地域別indexへ