東京都 西東京市 栄湯(2002年12月22日廃業)

(上から 画像)
コインランドリーは銭湯廃業前からあった。
コインランドリー左側が銭湯だった。
栄湯近くのレトロ系写真店。
栄湯のあった通り。
栄湯近くの菓子店。当時と変わっていません。






2001.12〜2002まで利用していました(画像は2006.9月撮影)。

 最寄り駅は西武新宿線 田無駅。駅北口から歩いて5・6分の距離でした。田無駅前にはショッピングセンターLivin/Astaがあります。
Livinは西武系ですが、Astaは「明日の田無」から取った名前らしく、西東京市市長関連の会社が運営しているようです。。

場所は、田無駅北口の飲食店を抜けたところ。この近辺は青梅街道沿いに古くから創業してそうな店がいくつか並んでいます。
呉服店、金物店、日用雑貨店、自転車店、洋品店(おじいちゃん・おばあちゃん向けの服とか肌着の店)・・・。

友の湯は、お店が途切れて住宅やアパートがぼちぼち現れ始めるくらいのところにありました。。

ここはフロントでした。
フロント前にイスとソファ、テレビが置いてあって、ガラス窓の向こう側が坪庭になっていました。私がよく行く時間帯は、おばあさんが
店番していることが多かった。廃業の数ヶ月前くらいから、そのおばあさんを見かけなくなり、お孫さんと思われる人が
店番をすることが多くなった気がします。「具合が悪くなったようだ」という話が、いつだったか、脱衣場で耳に入りました。

脱衣場の中央には、畳一畳を利用して作ったベンチ(腰掛)が置いてありました。常連さんのお風呂道具が置いてあって、
青梅街道近くの、中国の河の名前がついた中華料理屋(餃子がおいしいらしい)の名前が入った風呂イスもあったのを思い出します。

お湯の種類が多かった。円形の浴槽が洗い場向かって左側(男女の境寄り)。
右側には白湯や入浴剤入りでジェットや気泡、それに草津の湯の花をいれた小さめの浴槽(一人でいっぱいくらいの)もありました。。
男女の境のカランで、一番釜場寄りのカランにはシャワーが一つだけ取れていてなかった。。
自分の行く時間帯に、必ず見かけるお客さんがいました。男女境側の、二番目に釜場寄りのカランにいつも陣取って、
缶の「アサヒ スーパードライ」をいつも持っていた。酔っ払っている様子はなかったのですが。中はきっと水だったんですよね・・・。

浴槽の上には・・・ペンキ絵があった気がします。その下の広告スペースに
「風呂から上がれば女房の笑顔。心づくしの多摩自慢」タマルヤ酒店
という広告があった、記憶があります。このキャッチは頭から離れず、風呂につかると頭の中をグルグル回ってしまっていた。
ちなみにタマルヤは、所沢街道と青梅街道の交差点にある、江戸時代は大きな旅館だったという酒店です。

風呂から上がって、Livinの無印良品によく寄り道をしていました。駅が比較的近くて便利なお風呂屋さんでした。。
今も残るコインランドリーが、栄湯があったことを思い出させてくれます。。


TOPへ
地域別indexへ