東京都 練馬区 鹿島湯





2009/02/27訪問

最寄は、都営大江戸線練馬春日町駅。としまえん寄りの方向になります。
今回も車で訪問。

駐車場は銭湯入り口の左手のようなのだけれど、一杯だったので番台の奥さんへたずねると
銭湯後側の駐車場ならどこでもいいです、とのこと。
この駐車場は、カラオケ店と100円ローソンの駐車場になっているけど・・鹿島湯さんの持ち物かな。

駐車場を通って銭湯入り口へ行く前に、男湯露天にいる人たちの会話が聞こえてくる。

入り口に到達。破風造りの寺社建築。入り口右手前にコインランドリー。
立派な破風の外観に気持ちが高まってくるのを感じる。

木の引き戸を開けて中へ。番台を目隠してフロントにしたもので、電話ボックスタイプのものだ。
脱衣場への入り口の前に、さらに布の間仕切りがあって、直接見えないようになっている。

スタンプを押してもらい、脱衣場へ。
広い脱衣場。フロント周りを間仕切りしている分、狭くなっているけれどそれでも結構な
広さがある。島ロッカーは脱衣場中央寄りに二台、もう一台は右手後方。
男女境の鏡の前には、オムツ替えの台と布団が置かれている。布団は白い生地とクマ柄のもので
パッチワークのように縫い合わされている。鹿島湯さんで手作りしたものか?

ロッカーは、白とピンク(濃くは無いが割とハッキリしたピンク色)のメラミン製で、市松模様のように組まれている。

天井は茶色の折り上げ格天井で、天井から羽三枚のプロペラ型ファンがついている。
お釜型ドライヤーが、脱衣場とフロント部分の境の壁部分に置いてあるが、
ガムテープで補修された後がちょっと痛々しい感じ。

浴室へ。脱衣場から浴室への入り口の足元には、今ではあまり見ることのできない、
貴重な小丸タイルが敷き詰められている。

浴室正面はペンキ絵ではなく、色があせているが花と森のパネル写真が収められている。
男女の境は立ちシャワーがずらっと並ぶ。反対側の壁はシャワー付きカラン。
島カランにはシャワーは無し。
絵の下に浴槽が並んでいて、一番右は水風呂。うっかり足を突っ込んでしまった。

右手の壁にドアがあって「露天風呂」の札がかかっている。
表に出て、岩造りの露天へ。熱めの湯が心地いい。
岩から滝のように湯が細く流れ落ちていて、手に受けたらかなり熱かった。
露天からは窓越しに釜場の明かりがほんのり見えている。寒い中、熱めの露天風呂につかるのは本当に気持ちがいいものです。

浴室のビジュアル装飾はさほどないけれど、露天と造りのレトロさはすばらしい。
最初から上がるまで貸切状態だったけれど、帰るころ(22時30分くらい)になって、常連らしい客が一人入ってきた。
いつも決まった場所なのだろう、島カランの脱衣場寄りで体を洗っていた。

銭湯正面には団地が数棟。ここも芋洗い状態だったことがあるのだろうか。
レトロ気分も、温泉気分も味わえて駐車場もある、便利で情緒あるいい銭湯です。
末永く続いて欲しい。近くならちょくちょく通いたい。



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