東京 港区 小山湯(2007/01/30廃業)






2006/10/28訪問

 最寄り駅は地下鉄 麻布十番駅。2番出口から徒歩3〜5分といったところ。リンク→地図

首都高真下の堀にかかる小山橋をわたって、進み右に曲がって住宅街へ
橋の上から煙突がみえるので、それを目印にすると迷いにくいです。。

以前から行きたかった、小山湯。やっと訪問です。
郵送でもすむのに、無理に用事を作って外出。最近ではこうでもしないとなかなか都心にまで出かけないので・・・。

ここは番台タイプです。
15:30すぎ訪問。玄関では一人お客が帰っていくところで、脱衣場にはあがった客が一人着替えているところでした。

奥様の話によると、建物は大正11年に建てられたそう。100年耐えるように建てた・・・と、
この銭湯を建てた方(施主さんということか)のお孫さんが話していたそうです。
太平洋戦争の空襲にも被害を受けることはなかったそうですが、麻布十番のほうはずいぶん火の粉が飛んだと言うことです。

浅草の方(やはり銭湯を経営されているそうです)からこちらを買い取って、営業を始めたのが昭和39年。
このあたりは大使館が多いため、水道も断水などがほとんどなく(行政の配慮?)、
高速道路建設のコンクリートを練る水をもらいに工事関係者が来たそうです。

脱衣場の格天井にのこる、丸い跡は「ファン」があった跡だとか。突き当たりの木のロッカーの
奥には、「花台」があって、前の経営者の方がお花をきれいにいけていたそうです。その頃は、金魚が脱衣場の
周囲をぐるりと泳いでいたとか(!!)・・・・見てみたかった。

ペンキ絵はどこの風景なのかわからないとのこと。5 9 6とかすれた数字が見えます。
絵師の方は場所については何もいわなかったとか・・・・。

脱衣場入り口はサッシですが、他のガラスの部分は木の枠のままです。
あらためて天井を見上げる。きれいな濃い茶色の格天井です。

お湯は白湯。ぬるくなく熱くない、ちょうどよい加減でのんびりと洗い場をながめながらゆっくりできました。
ペンキ絵下広告部分のすぐ下にある花模様のタイルがいい感じ。右深めの浴槽は気泡、。
左側の広くて浅めの部分にはジェットが二基。「備長炭」がしずめてあります。

身体を洗っているとお客が2人、入ってきました。知り合い同士のようで、並んでカランにすわり、話をしていました。

そんなに熱めの湯ではないけれど、上がってからもとてもよく温まって汗がじわじわでてきました。

帰り際に「もう、釜が壊れたらおしまいなの。急にやめることになるかもしれない。」
と。お客さんにもそう伝えているそうです。
廃業のうわさはありましたが、直接奥さんの口から聞くと・・・やはり機会のあるうちに足を運んでおきたい。
貴重な銭湯。できるだけたくさん入浴しておきたいと、改めて思いました。

「また来ます!」と私が言うと「ありがとうございました」とにっこり笑顔で返してくれました。

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