東京都 国分寺市 福乃湯






2006/10/15訪問


自宅から自転車で。ちと距離があるとは思ったが、乗換えが面倒なのと、
分かりにくい道ではないので思い切って出発。国分寺消防署を目印にして到着。
銭湯はバス通り沿いに立っている。

引き戸を開けてはいるが、入り口が二重?のれんは内側に下がっている。
もともとは破風造りが自慢の銭湯だったそうだが、
4年前道路の拡張で破風造りの入り口が写真のようになってしまった。番台もぎりぎりで残ったとのこと。

脱衣場の十字型の蛍光灯は操業当初のもの。
番台のひじかけのような部分・・お寺のかざりのような雲形定規のようなカーブのついた形をしている。
正面には足をかけて登るときにつかう棚のようなものがついている。

脱衣場奥に赤ちゃんのオムツ替えの木製の台が並んだスペースがある。
「(人手不足のため)子供の面倒は見れません」旨の貼り紙。脱衣カゴが真ん中においてある。
床は比較的新しいと思われる板張り。
ロッカーは昔はカゴが入るくらいのおおきさのものだったが、いまはメラミン化粧版のものに替えたとのこと。男女の境は鏡。


そして、ドライヤーがすごい!(男湯のドライヤーは普通のハンドラだそう)。
47年前から使用されているもので、 ガラス製で底のないフラスコのような形をしている。 
以前は上下に動かせたが、いつのころからか固定してしまったそう。
タオルを巻いた小さな台があって、届かない人はそれに乗って髪を乾かす。10円。

洗い場の照明・・・創業当初はチューリップの花のような形だったが、ひとつ落下したため危ないので普通の蛍光灯にしたという。
ペンキ絵はどこの風景か不明。広告が二枚。医院とあと一枚は・・失念。 
広告スペースの下は九谷鈴栄堂の鯉のタイル絵。

浴槽はフチは濃いグリーンの大理石模様、内側がグリーン。
深めの浴槽の内側はところどころはがれた部分を修理したらしく、濃さの違う緑色のタイルが張られている。
床は六角形の白いタイル。男女境は白と淡いブルーの市松模様のような模様。

で、カラン。男女境は6?7?、シャワー・鏡無しの島カランは4、反対側の壁は5。丸い玉のwaguriカラン。
黄色のケロリン桶の文字が、長期間使われて表面に細かい傷ができているらしく、見えにくくなっている。
ケロリン桶は印刷面を黄色い桶の樹脂でサンドイッチしているので、文字が消えにくくなっているといことだが・・・さすが年季の入った銭湯!

レトロ色・昔懐かし度の高い、銭湯。これからも頑張って欲しい!



TOPへ
地域別indexへ