東京都 足立区 大黒湯


 

 




2006/5/5訪問

車で訪問。
銭湯右脇に駐車場があります。車で来た旨をフロントに告げてキーを預けます。
15時40分くらいに到着したのだけれど、銭湯の前には自転車がずらり。
15時の開店を待って、お客が詰め掛けたのかも。かなり混んで良そうな感じ。
外観の懸魚や大黒様の飾り、煙突などをしばらく眺めて玄関へ。
下足入れには「ぬ三」のように、ひらがなと漢数字が付けられている。

フロントでご主人にスタンプ帳(お遍路と富士山)にスタンプをもらう。
押してもらったのは私だけで、同行した友人はお遍路をやっていないのだけれど
「これ、どうぞ」と、ご主人が脱衣場までスタンプ帳を持ってきてくれた。こうした心遣いがうれしい。

フロント前にはテレビとソファ、鯉の泳ぐ池のある庭寄りに畳敷きの小上りがあって、
湯上りの客がビールを飲んでいる。

脱衣場は格天井で、格子の中に花の絵が描かれている豪奢なもの。
男女境浴室寄りに洗面台が置かれ、コイン式ドライヤーが二台。隣にお釜型ドライヤーが二台。
マットの上に小石状の突起を並べたツボ踏み?健康用品もありました。

浴室へ。東京型二段天井で、かなり広い。左手にサウナ、その隣に露天への入り口。
突き当りには早川絵師のペンキ絵。
露天は上に覆いのあるもので、外側は石組みで内側はタイル貼り。腰掛け用?の平たい石が一つ、湯船の中に置かれている。
お客は入れ替わり立ち代り、浴室内に常時10人は居たような感じ。
お年よりも、親子連れも幅広い年代の客で賑わっています。

ご主人によれば、銭湯は築約80年とのこと。格天井は、京都の二条城の広間にあるような種類のものだそう。
ご主人に番台の中から天井の写真を撮影していただいた。



大黒湯の前の通りを少し西へ行ったところに、寿座という劇場があったそうですが、
そこに出演していた梅沢富美男も大黒湯に通ったとのこと。
現在のフロント部分が、かつての番台の場所にあたるとのこと。
何年か前、大晦日のTV番組でタレントやアナウンサーを交えて、大黒湯から年越しの中継を行なったこと。
ご主人が、熱心に説明をしてくださり、「東京銭湯物語」という銭湯の歴史が載っている小冊子をいただきました。

話を聞いている間にも、客が絶えず、繁昌振りを目の当たりにしました。「キング・オブ・銭湯」と言われるだけあります。

 











2006/5/5訪問

 最寄り駅は地下鉄日比谷線北千住駅から、バス停 千住4丁目下車。

この日は都バス一日乗車券で、ブラブラと散歩。
なんとなく・・で下車したところ、大黒湯前に行き当たった。

別の銭湯に入浴しようと計画していたので、外観のみ見学。
「キングオブ銭湯」の名の通り、立派な外観です。
元の入り口が改装によって塞がれ、新しい入り口になっているのが、便利そうだけれど
レトロファンとしては残念。



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