長野県 伊那市 ラドン温泉 菊の湯





2007/10/14訪問

JR伊那市駅から徒歩7・8分くらいでした。
駅からバス通りの商店街に出て、市の施設と商店が入居しているビル「いなっせ」の東側を通り、
路地を道なりにまっすぐ行ったところにあります→地図
このあたりは旅館や割烹がいくつかあって、昭和の空気。元花街なのかな・・という雰囲気も。
「いなっせ」近くの「ニシザワデパート」。渋い品揃えです。

午後2時すぎ。街を少しブラブラした後、菊の湯へ。
行ってみると、入り口には、暖簾がありません。電話で営業時間を確認してあったので、引き戸を開けて入りました。
初めてだと、今日は休み?と思ってしまうかも。
番台で料金を払っておしどりの下足箱に靴をしまいます。

テレビでゴルフ観戦する番台さん。脱衣場にはお客が3人。
床の敷物の端から見える、少し褪せて剥げかけた朱色の塗料が、目を引く。
そして、飲料のケースと格天井。お手洗いも是非見てください。
汲み取り式のトイレに通じるドアも、今では見られないレトロなものです。

サッシのガラス戸を開けて浴室へ。洗い場にはお客が四人。
関東でよく見る二段天井。男女境と反対側の壁に、ガラスで囲まれた「ラドン浴室」。
ラドンについての説明書きがあります。メインの浴槽はその隣です。
カランは、男女境、島が一つ、反対側の壁の三箇所。
ビジュアル的装飾はありませんが、ところどころ補修したタイルがいい味を出しています。

メインの浴槽は結構熱め。手でかき混ぜた後、のんびりしていると
熱い湯の流れが来てびっくりします。
ラドン浴も、休みつつ洗い場といったり来たりでゆっくり入るといいのでしょうね。


どうやら隣接する建物は「貸室」のようで、近くの割烹から料理など注文して
湯上り後にのんびりできるのかもしれません。
番台さんにお話を伺おうとしたけれど、お客さんと話の途中でかないませんでした。
なかなか盛況です。脱衣場にはバスの時刻表も貼ってあり、お年寄りが一人で
コミュニティバスに乗って入浴しに来るのかもしれない。

地域の人々に愛されている、関東型(多分)レトロ銭湯です。
何度も通って、じっくり見たいですね。




伊那市駅近辺には、昭和の雰囲気を残す商店街、渋いお店が多い。

蕎麦店「クロネコ」 屋号は先代が付けたそうで、由来は「ハイカラな雰囲気だから」とか

「鍋焼きうどん」 じんわり、しみじみする美味しさ。温まりますよ。



菊の湯とクロネコだけを目当てに伊那へもう一度、出かけたい。



「クロネコ」 伊那市通り町3391-1



TOPへ
地域別indexへ