神奈川県 横浜市 神奈川区 井川湯
2007/01/28訪問
最寄り駅は、京浜急行線 子安駅。第一京浜(国道15号線)を入った、住宅街の中にあります。
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組合のサイトには「明治時代末期の創業」とありますが、建物は比較的新しい。
路地裏のこじんまりした銭湯です。16時前に訪問。脱衣場に上がったお客が三人、洗い場に三人入浴中。
丸籠が床に客の人数分、椅子に座る人、お釜ドライヤーに座る人、床に直接座っている人で、脱衣場はいっぱい。
ここではロッカーでなく丸籠に脱いだ服を入れてる人が多い様子。自分もそれに倣おうとしたけれど、
これ以上脱衣場が手狭になっても・・・迷ったけれど、ロッカーへ服を入れました(一部、備品がしまってあったりする)。
脱衣場の男女境に、お釜型ドライヤー、ベビーベッド、洗面台。
お釜型ドライヤーのとなりに、花が飾られていました(南天、白と黄色の菊)。
反対側の壁には、入り口近くにトイレ、お風呂道具を置く棚、飲み物の冷蔵ケース、ロッカー。
浴室の背景画は、渓谷につり橋の風景。日付は「18..9.16」。その下に鯉と金魚、鳥(翼が見えるが、かすれている)のタイル絵。
男女境にも三つ九谷焼のタイル絵が。真ん中が「因幡の白ウサギ」、両側の二枚(山を背景に渡し舟、
川に浮かぶ島の上に五重塔と寺?)は、番台の奥様にも聞いてみましたが、どこの風景なのか分からないとのこと。
浴槽は、浅め/深めの2槽式。両方とも二人でいっぱいになりそうな大きさ。
お湯は白湯で、熱くもぬるくもなく、ちょうどよかった。
女将さん曰く「昔は写真をやっていたの。」
男湯入り口上に飾ってあるパネルは女将さんの作品で、浴場組合の写真コンテストで入賞したもの。モデルはお客さんのお子さんだそう。
近所の井戸の話も聞きました。近隣で「井戸仲間」というものがあり、定期的に集まって井戸の掃除をしているとのこと。
昔はつるべ式で、内側のコケを落としたりしたことなど話してくれました。
今は飲料水としては使用せず、花に水をあげたり、降雪の際に雪を捨てているそうです。
濃い目の地元密着型銭湯、といった感じでした。