小さい頃から銭湯が好きでした。家の風呂とは全く違う広さ、雰囲気。上がって買ってもらったコーヒー牛乳の味。
なぜか街中で銭湯を見つけるとワクワクしてしまう自分がいます。
家の風呂ではだめなんです。お風呂に入るのは、体を清潔にするという日常の行為ですが、
銭湯はそういった日常の空間でありながら、同時に非日常的な雰囲気をもっているのです。
富士山の背景画、家庭ではありえない広さの浴槽、豪奢なタイル絵・・・・。
のれんをくぐれば「別世界」。銭湯に行くたびに、二つの世界を行ったり来たりしています。
個人的には、昔懐かしい番台のレトロなお風呂屋さんが大好きです。
廃業するお風呂屋さんが残念なことに後を絶たない今、できるだけたくさんの銭湯を訪問して入浴したいと思っています